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    議会改革  「真の議会改革を求めて・・・・」


    近年における議会改革トレンドの背景(私見)

    バブル崩壊から10年弱、2000年代に入ると情報公開制度の整備やネット社会の発達に合わせ、地方議会の制度疲労や形骸化に対するフラストレーションは内外ともピークに達していました。

    今までは黙認されて来た議員としての在り方や諸制度、諸費用にも厳しい目が向けられ、 この頃から現状批判と非政党を売りにする「市民派」を名乗る一団が登場し始めましたが、 いわゆる左派イデオロギー出身者が多く、一定の批判の受け皿にはなりましたが、議会そのものを変革するには至りませんでした。

    この後、自由な、しがらみの無さや若さを売りにした浮動票ねらい・ビラまき型の選挙手法が確立され 、新しい批判の受け皿として都市部を中心に当選者を増やしていきますが、年功重視の日本社会にあって、 さらに古い体質を持つ議会を若い個人が改革するのは容易ではないようにも見えます。

    この流れは公務員を含めた議員や議会の現状を厳しく批判する者への世間の期待感を集め、 河村たかし氏の「減税日本」や橋下徹氏の「維新の党」等への結成につながり、 彼らは権力奪取への強い願望を備えた「肉食系市民派」(私の造語ですが)とも言えるような行動を見せつつ、今に至ります。

    ただ、これらのやり方は批判する相手を力でねじ伏せるまで続く戦いでもあり、どのような決着を見せるのか予断を許さないところでもあります・・・

    西宮市議会改革の歩み

    西宮市議会は2008年度より議会改革委員会を立ち上げました。私は2007年が初当選でしたがこの委員にエントリーし、 他派のベテラン、重鎮たちと机を並べることになります。初期の頃は、特にお手盛りだと批判の強かった制度や手当を廃止することが中心でした。

    また、昨今話題の「政務活動費」(この当時はまだ、政務調査費という名称でした)についても、使途を厳格にするマニュアルの作成に取り掛かり、 議員歴は浅くとも会派の代表委員として主体的に議論に参加するよう、努力して参りました。

     お手盛りの制度は次々と廃止され、スリムになりましたが批判や事件に比べて改革に関する報道は極端に少ないこともあり、 それだけで議会への信頼回復が図れるはずもありません。なにかもっと、表面上に現れる制度や手当をやめるだけではない、 真の改革への道があるのではないか、私はそう悩みながら改選期を迎えました・・・

    議会改革委員長として

    2011年、再選を果たした私はまわりのご推挙をいただき、議会改革委員長に就任します。

    議会の役職は慣例により、原則すべて一年で交代なので、当初はこの取り組みが4年も続くとは思いもよりませんでした。 私は、ただ批判をかわすための所業を「改革」とは呼びません。確かに最終的な手段として何かの制度をやめたり、金額などを減額することはあるでしょう。 しかしそれは「手段」であって「目的」ではありません。

    そこで、この委員会の目的は何か、どのような議会に変革したいのか、そのためにどんな手段が適切なのか、 このように考えるサイクルを確立するため、当初に時間をとってこの委員会の目的を協議した結果、全会派の合意事項として

    ① 透明性のさらなる向上と積極的な情報公開

    ② 議会の責任の明確化と権限の拡大

    ③ 信頼性を向上させる制度・仕組みの確立

    ④ 議会運営の効率化

    ⑤ 継続案件の解決

    以上6項目をこの委員会の目的と定め、全会派から今の議会の課題、問題点を募集しました。

    そして、前期委員会からの積み残しや、途中で起きた問題への対処を含め、最終的に50項目の課題が寄せられたのです。

    議会基本条例の制定と真の議会改革への道

    総じて言えば、変えるべきは時代に合わせた変革を為し得なかった議会の「文化」です。文化を変えるためには「習慣」を変えなければなりません。 そして習慣を変えるものは批判や気合やただの理想ではなく、理念に裏打ちされた「制度」です。

    そのため、寄せられた議会の課題、問題点を整理し、何が問題なのか、本当はどうしたいのかを明らかにし、 そこに近づくために制度をどう変えていくのか、そのような協議を中心に4年間、委員会を進めてきました。

     また、新しい制度がいくつも始まると、「何のためにそうするのか」を忘れないためにも諸制度の体系化が必要となりました。 そこで、議会や議員の在り方についての基本原則を明文化する「議会基本条例」の制定に着手することとなります。

    議会基本条例とは「議会の憲法」とも言われ、2006年に北海道の栗山町で制定されたのが始まりと言われています。 今や全国の議会に広がりつつありますが、先行する自治体をモデルとした模倣型も多く、「手段なき理念」に陥る危険もあると思われます。

    本市議会改革ではこの制定にあたり、基本条例先にありき、ではなく進めてきた改革を体系化するものであるところから 、「今後の手段変更にも基礎となる一貫した理念を謳う条例とすること(目的と手段を混同させない)」「他市の基本条例を参考とせず 、すべて本市オリジナルでつくりあげること」を決めました。

    また、この条例は議会共通の理念を紡ぎだすものなので、意見の相違があっても多数決は使わないことを自分に課しました。 その結果、当初予定した2年を大幅に超えましたが平成27年3月19日、3月議会最終日に全会一致をもってこれを制定することができました。

    終わりに・・・

    50に上る課題のうち、この約4年間でそのほとんどに決着をつけることができましたので 、本市の改革も一区切りを迎えた、と考えています。しかしこのようなプロセスを経たとはいえ、 諸制度が馴染み、その文化が変わるまでにはまだ何年もかかるものと覚悟しています。

    今後はこれが基本条例を中心に、正しく運用されていくことに心血を注ぐこと、また、これまでの議論で生じた 「議会発、自分たちの言葉による情報発信の機会」を創造していくこと、市政の諸課題とともにこれにも挑戦していきたいと思います。

     批判を恐れた単純な制度の廃止や何かの減額は思考停止です。 まだまだ議会に対する厳しい視線や言葉は変わりませんが、諦めることなく、真の改革に今後も形を変えて邁進して参ります。


    資料2 議会改革徳べ4つ委員会での主な調査・審査(協議・検討)事項の状況 平成27年3月5日現在 の資料をこちらからダウンロードできます。


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